日本と中国の共通点と相違点は〇〇

もう日本に帰国してから、かなりの時間が過ぎてしまいました。先日学校より通知があり、5月5日から分散登校を開始するということが発表されました。新型コロナウイルスの影響で現在中国にいない学生は戻ることが出来ませんが、中国国内では、少しずつ元の形に戻ろうとしているようです。

さて、今回は中国で生活をして感じた、日本との共通点と相違点について書いていきます。
まず、似ていると感じるところは気候です。中国は国土が広いので、地域によってかなり違いがあるとは思いますが、特に上海は日本の東京の気候とさほど変わらないかと思います。私のルームメイトはタジキスタン人でしたが、彼は上海の気候が合わないと言い、毎日風邪をひいていました。そして毎日私の持参した薬を飲んでいました。他にも、ケニア人の留学生は、冬用のコートを持っていないため、インターネットや、ショッピングモールなどで、新たに購入していました。ほとんどの日本人からすると、上海はすでに日常生活で体感している気候だと思うので、生活しやすいと思います。

次に異なっているところで、私が最も好きなポイントは話が速いということです。例えば以前寮の冷蔵庫から異臭がし、作動しなくなってしまったとき、寮のスタッフの方は購入店舗でもなく、修理会社でもなく、修理を担当する人のメッセージアプリの私用アカウントに直接連絡をしていました。

他にも先日から始まったオンライン授業もそうですが、東華大学では本来の開校日からすでにオンライン授業が開始できる体制になっていました。ただし、実際進めていく中で、大きく変更があったり、そもそもなくなったりと二転三転するというようなこともあります。

良くも悪くも日本と比べて決断のテンポが速いと感じたので、そこに慣れていくことと、面白いと感じられるかどうかが中国で生活するには必要な要素かと思います。(佐藤大介 東華大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。