留学前と留学中、オンライン留学での勉強法

コロナ禍で体験したニューノーマルな学び方

先日、大学側より今期はすべてオンライン授業のみになるという通知を受け取りました。本来なら上海にいて、友人たちと教室で中国語を勉強しているはずだったのですが、今は毎日パソコンに向き合う生活が続いています。

さて今回は留学前と留学中の勉強方法、そして現在の勉強方法の3つを書いていきたいと思います。

まず留学前はひたすらHSKの5級の問題集を読んでいました。朝起きて読んでは、車を運転しながら音声を聞いてはとひたすらインプットすることに力を注いでいました。読んでいてわからない単語が出てきたらスマートフォンのメモに入れて、暇なときに読み返すこともしていました。この問題集は中国の歴史から現代社会の問題点までありとあらゆることが書かれていて、最後まで興味を持って読むことが出来ました。自分に合ったコンテンツを選んで学習することが一番大事だと思います。私はここである程度の単語の量を培うことが出来たと思います。

留学中は毎日放課後には図書館で、寝る前にももう一度、早朝は寮の自習室で予習と復習を行っていました。その他の時間は外出し、アウトプットの機会を作っていました。当たり前ですが、現地に住むということは外に出れば中国語を使う機会があるということなので本当に恵まれた環境だったと思います。今思うと自習室にいる時間はほとんどなかったです。

そして帰国し、私は現在日本にいます。オンラインの授業も、もう開始から一か月ほど経ちました。留学後目標の一つに定めていた一番上のクラスに所属することが実現し、授業内容も難しくなりました。毎日予習復習に追われ、課題も簡単なものではないので、充実して学習が出来ていると感じています。

現地での留学が続けられなくなってしまったので、できることは限られてしまいました。ただ今でも留学先の友人はもちろん先生方とも交流を続けたり、アプリを使用して中国語話者の友人を作ってみたり、ドラマや映画を見たりと、工夫をすれば楽しんで中国語を学ぶ機会を作ることが出来ると思います。今できることを続けていきたいです。(佐藤大介 東華大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。