コロナ禍による無念の日本帰国から2か月
中国から日本に帰ってきて約2か月が経とうとしています。中国で勉強した半年間、自分でも少し中国語が成長したと感じることがありました。ただ日本に帰ってきてからは中国語に触れる時間は格段に減ってしまいました。
浙江大学はこのレポートを書いている現在まだオンライン授業は開始されていなく今は週に2回宿題を提出するのみです。そんな状況の中で中国で身に着けた中国語をいかに維持するかが目下の悩みですが、私が今やっていることを書いていきたいと思います。
まずは中国語のドラマをみることです。もともと中国にいるときからもなるべく中国語を聞こうと部屋にいて暇なときなどはよく見るようにしていました。そこで中国ドラマにはまってしまい今ではすきな俳優さんができたり、その人が出てるバラエティー番組を見たりと中国テレビにどっぷりはまってしまっています。そのため中国ドラマを見ることは良くも悪くも「勉強」という感覚はあまりなく楽しくリスニング力を鍛えられているような気がします。
ただドラマなどは全て受け身なので会話力の維持にはなりません。実際、最近は中国語を話す機会が全くといっていいほどなくなってしまったので会話力は確実に下がってしまったと感じます。最初は中国の友人と電話したりもしていたのですが、それも定期的に行うのは難しく、最近は中国人が働いている中華料理のバイトを探したり、地元の中国語学校に申し込んだりと日本でも使える機会を探しています。しかしこれも中国にいたときと比べると時間が限られているため最終手段は独り言を中国語で言ってみるなどです。家族からは変な目で見られますがかまってられません。
まだ留学期間があと半年間あると思っていた私は、自分の語学力の成長についてまだ時間があるから大丈夫とどこか甘い目で見ていたところがありました。そのためこのような状況になり中国にいるときにもっと頑張れなかったかと少し後悔する気持ちもありました。しかし今はまたいつか中国に戻れることを祈りつつ、前向きに日本でできることに向き合うことができていると思います。
写真は日本で行った麻辣タンのお店です。お店の人も全員中国人でお客さんもほぼ中国人で、とても懐かしい気持ちになりました。このようなお店に行くのも中国語を練習するいい機会になるかもしれません。(齋藤有沙 浙江大学 2019年)