留学へ来て一番良かったと感じる瞬間
留学の利点は様々あると思いますが、私が中国へ留学に来て1番良かったと思う点はやはり中国人と直接交流ができる機会が多いという点です。
中国人との交流を通して、中国の生活や文化をより深く感じることができましたし、何より日本にいた時と比べて、中国語学習に対するモチベーションがとても上がりました。今思い返すと日本のいた時はただ大学の専攻だから勉強するという気持ちが強かったように思います。それが今は中国人の友達と話したいから中国語を勉強する、もっと中国を知りたいから勉強するという思いへ変わっていきました。そして中国で生活する期間が延びるに連れ、ますます中国人や中国のことが大好きになっていきました。
特にこの年末は忘年会などの集まりが多く、中国人と一緒に過ごす時間が多かったように感じます。12月末には私が参加している大学の日中交流サークルの忘年会に参加してきました。この会には日本語科の生徒はもちろん教授や学部長なども参加されており、日本ではあまり見られない規模の専攻忘年会を体験することができました。そこで日本の食を体験することがあったのですが、実際の日本料理とは少し違う部分もあり中国人とそこについて議論したことも楽しい思い出です笑
忘年会での集合写真
1月前半はテスト期間のためあまり外に遊びに行くことができず、机に向かって勉強という時間が続いてたように思います。テスト期間中は普段より勉強する時間は多くなるのですが、どうしても机に向かった、単語の暗記、文法の暗記などの勉強に集中してしまうため私は逆に会話力が落ちてしまっているように感じてしまいました。そのためテスト終わってからは日本に帰国するまでの間は、できる限り中国人の友人と出かけようと毎日のように遊びに行っていました。中国人の家にお邪魔した際にはその子のお母さんの手料理をいただきました。普段、学食やワイマイの食事ばかりだった私には家庭の食事がとても嬉しく感動したのを今でも覚えています。また念願だった漢服を中国人の友人と着にいくこともできました。この季節には少し寒すぎましたが、日本ではなかなかできない貴重な体験を友人とできたのは大変嬉しかったです。
漢服を気に入った時の写真
中国語の勉強はもちろん日本にいる間もすることができます。しかしもし今回の留学がなければ私はここまで中国語学習へのモチベーションを持つことはなかったでしょうし、ここまで中国を好きになることもなかったと思います。少しずつですがら中国への思いや理解を深めることができているのかなと感じます。早いことに今学期がもう終わってしまいましたが、中国語で更に交流できるようになるということを目標に残り一学期も努力をし続けたいと思います。(齋藤有沙 浙江大学 2019年)
