雲南大学は中国語の勉強に適した環境
私が暮らす昆明市は雲南省の中で特に発展している場所です。キャンパスの周りは多くのお店があり沢山の人でにぎわっています。しかし、来てから知ったのですがこの地域の大学はほとんど別の場所に移っており、私が通う雲南大学でいるのは留学生と大学院生だけです。日本語学科の学生と相互学習をしようと考えていたのでとても焦りました。ですが、中国の学生は日本の文化や日本人にとても興味があるらしく、日本語専攻の人以外も私が日本人だと気づくといろいろな場所で沢山話しかけてきてくれました。日本人が少ない地域だということもあり珍しく思ってくれているのかもしれません。私が思っていたより中国人はフレンドリーで会話が難しくても話してくれます。日本語を全く知らないので逆に中国語の練習にもなっています。
中国のキャッシュレス社会には驚きました。私はWeChat Payをよく利用して決済をしています。銀行口座とつなげるだけで簡単に利用できます。今では現金を持たずにいろいろなところに出かけています。バスに乗る時も、洗濯するときも、友達と割り勘するときにも使います。今では、便利すぎて手放せない存在です。中国ではキャッシュレス決済が主流だと聞いていましたが、これほど浸透していて便利だとは思っていませんでした。
また、大学が移転した場所が昆明市内の呈贡という所にあるのですが、行ってみると大学だけが建っているという印象を受けました。高層な建物は建てられているようですが学生以外はあまり暮らしていません。そこで暮らす学生は、何もないから移転してほしくなかったとよく言っています。大学はかなり広く、教室間の移動にバスやバイクが必須のようです。大学内にはケータイショップから美容院までと全てのものが揃うので学校の外に出ないで済むらしいです。数年後にはいろいろな商業施設も増えてにぎやかな街になるのでしょうか。
来て感じるのは、中国は日本とは違うところも多いけど、同じようなところもまた沢山あるので住みやすく、新たな発見もできるのでとても楽しいです。今では、不安な気持ちもほぼなくなり、留学生活を楽しめています。残りの時間も少なくなってきているので積極的に行動し、大切に過ごしたいです。(後藤真由子 雲南大学 2019年)