前期留学を振り返り
9月から留学がスタートし、あっという間に前期が終了してしまいました。
私の大学では毎月の大学主催のイベント₍(月次レポートに活動を書いていますのでぜひご覧ください₎)11月6~8日に中間テスト、1月7~9日にかけて期末テストがありました。大学の授業は午前中で終わってしまうので、暇になってしまうのかなと思っていたのですが、イベントの参加、イベントに向けた準備と練習、HSK補講、インターンシップの準備、サークル活動などと充実した午後を過ごしていました。時間のある時には大学付近を留学生の友人と散歩をしたり、レンタサイクルで探検をしてみたり、杭州には世界遺産である西湖があるので美しい風景を見に行ったりしていました。
大型連休や週末には積極的に旅行を計画し、前期の期間で上海・蘇州・南京・北京・青島・四川へ行きました。多様な世界遺産や様々な博物館を巡る中で、中国の歴史や文化への理解がより深まったと同時にもっと深く知りたいと興味を持ちました。同じ中国という国の中でも地域によって文化・建物・食の違いがあり、中国の広さを実感しました。後期の再開の目途が立っていませんが、もし行けるのであれば後期留学再開後にまた新たな世界遺産、都市巡りをして中国を見ていきたいです。
留学当初は中国語があまり話せず、わからない時は英語でコミュニケーションを取ることもありました。自分の中国語能力の低さに落ち込む日々でしたが、留学から1か月後には英語に頼ることもなく、中国語のみで生活できるようになっていました。留学開始から2か月が経った頃ネイルをしに行った際、ネイリストさんに「どこ出身?」と聞かれたので、「日本です」と答えたら、「中国人じゃないの?!」と中国人に間違われたことがあり、初めの頃に上手くコミュニケーションを取れなかった時には中国人に間違われるなんて想像もしていなかったのでとても嬉しかったです。中国語の勉強は日本でもできますが、学んだ中国語をすぐ使える環境であること、日常生活で中国人に褒めてもらえる事がたまにあるので学習のモチベーションが保てます。また、中国の生活では全てが中国語になります。留学前は中国語の長文を見るだけで長文読みたくない…と苦手意識をもっていましたが、ネットショッピングや旅行の手配などで、中国語の長い文章を読むことが増えることで長文に慣れて、今では中国語の長文でも苦手意識なく読み進められるようになりました。
私の留学中の目標は「何事にも挑戦する」です。とても抽象的な目標ですが、留学中にしかできない事を沢山しよう、今しかできない事を沢山経験しようという思いがありました。もちろん留学での目標の大前提として勉強があります。しかしせっかく留学生という肩書があるのに何もしないのはもったいないと感じ、イベントやインターンに参加するなど、目標達成に向けて行動に移しました。留学生なので少し失敗してしまっても大目に見てもらえますし、失敗してしまっても「あと半年しかこの大学にいないし恥かいても大丈夫…」と考えると怖くなかったです。笑
イベント本番前やインターン前にはいつも緊張と準備に追われ、「参加しなければ良かった…」と言っていましたが、やり切った後は達成感がありますし、勇気を出して参加して本当に良かったなと思います。中国語を間違えてしまったりミスをしてしまう事もありましたが、それも含め一生忘れられない思い出です!友人の輪も広がる機会だと思うので、後期も積極的に参加していきたいです。
イベントなどに積極的に参加していた留学生に贈られる賞を受賞し、表彰して頂きました。賞状とブランケットをいただきました。終業式のクラスの出し物の際に、べトナム人の友人と歌を歌いました
前期を終え、後期の再開の目途が立っておらず、いつ中国に戻れるのかと不安な日々が続いています。後期の目標はHSK6級の取得です。前期を振り返ると、もっと自分に厳しく、勉強時間を作り出すべきだったと反省しているので、日本にいる間にも中国語の勉強はできるので、目標達成に向け頑張りたいと思います。(河合佑香 杭州師範大学 2019年)