中国では漢服で写真を撮ることが流行り

流行っていること

街を歩いていると漢服を着て写真を撮ることが流行っていると感じる。学校の隣の南鑼鼓巷は毎日多くの人で賑わう観光地なのだが、漢服を売る店やレンタルしている店がある。また胡同は昔ながらの趣が有り写真撮影のスポットとして人気のため、漢服を着た人達が散策しているのをよく見かける。

通販サイト「淘宝」を見ても漢服やその他装飾品が数多く販売されており、安い値段から簡単に手に入れることができる。日本の着物で観光地を歩く感覚と似ているのかもしれないが、その年齢層は低く若い人に人気があるようだ。

「淘宝」の漢服

学内の発表会、留学生にもチケットが配られる

学校に隣接する劇場

中国版ミュージカル『RENT』

 

自身の関心のあること

私自身は舞台に関心がある。現在在籍している学校も演劇の学校ということで、先日は演劇学科の学生の発表会を観させてもらった。一月にも別の科の四年生の発表会があるので観に行く予定である。本科の学生は発表会に向けての練習で毎日忙しそうだ。

また日本でも演じられているミュージカルの中国版の公演があるのでチケットを手に入れた。最初はいつ公演があるのか、チケットをどのように入手すれば良いのか分からなかったが「大麦」等チケット購入サイトのアプリがいくつかあり、それをダウンロードして簡単に購入することができた。日本で観ていたものと同じ演目でも国によって受ける印象は変わる。特に中国の面白いところは外国の作品でもセリフや題名をしっかり漢字に直しているところである。

日本では簡単な単語はそのまま使うことも多いが、中国では日本で英語を使っているところも漢字に直している。「ブロードウェイ」が「百老氾大街」と訳されているのには驚いた。演劇に限らず「マクドナルド」や「スターバックス」もそれぞれ「麦当劳」「星巴克」と訳されているので最初は聞いても理解できなかった。もちろん日本語のカタカナのように音から漢字を当てはめているものも多いが、漢字の意味と合わせてなるほどと納得することも多く大変興味深い。

今度私が観に行く舞台は『RENT』という演目で、中国では『吉屋出租』と呼ばれている。中国版のセリフや歌がどのように表現されているか確かめるのが楽しみである。(神谷真奈 中央戯劇学院 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。