日中友好活動というより、交流を経て日本と中国の違いを共有できた。
今回私がレポートで書くことは、日中友好活動の過程の紹介というよりも、その結果における私が感じた問題点を記述する。
さまざまな「日本が好き。」
留学を経て、日本に興味を持っている人は多く、思っていた以上に日本に好意的だったと感じた。しかし、日本に来たことがある人の「日本が好き。」と日本に来たことがない人の「日本が好き。」は同じでないと感じた。
日本に来たことがない人から多く質問を受けたことは、「日本で給料の高い仕事はどれか。」、「日本の賃金カーブについて。」、「日本のビジネスマナーについて。」である。日本に来たことがない人は、これから留学などを経て日本で働きたいという人が多いと感じた。特に工業大学であるが故かエンジニアの待遇について知りたい人が多かった。また、抖音などで日本と中国のビジネスマナーを比較した動画を視聴して、これは本当かどうかという質問が多かった。
日本に来たことがある人、特に日本へ留学したことがある人は、観光地としての日本が好きという人が多い印象を受けた。
例えば、とある事務室にいる先生は、事務所内で唯一留学経験があり、日本語が分かる人で、日本の大学とメールをする仕事はその人が担当していた。私たちは、私が書いた中国語の作文を彼女が添削する代わりに、彼女に日本のメールの書き方を教えていた。ビジネスメールの挨拶や締め、敬語など、日本ではメールひとつ書くのも時間がかかると言っていた。また、別の人からも日本でアルバイトをしていた時、業務内容以外で気を使わないといけないマナーが多すぎると言っていた。彼女たちはまた日本へ観光に行きたいと言っていた。
日本は外国人労働者の受け入れを拡大する方針ではある。しかし日本で働くことに対し良いイメージを持ってもらい、日本で働きたい人を増やすこともしなければならないと感じた。(小川一馬 北方工業大学 2019年)