前期留学を振り返って
前期を終えてから既に2か月が経ちました。
冬休み期間中に自分の中で前期を振り返ってみると留学とは、留学でなくても海外で生活することは自分をもっと色んなことにチャレンジさせてくれるものだと感じています。前期に経験した授業、ボランティア、インターン、クラブ活動など私にとっては全てチャレンジであったと思っています。チャレンジする前は確かに不安もありました。しかし、今しかできないことを南京で何かしたい気持ちがずっとあったため、チャンスを見つけたら全部掴む勢いで過ごしていました。そのおかげで南京に来て良かったという喜びを感じることが多いです。
また前期の留学では中国人だけでなく世界各国からの留学生とも知り合えました。例えば自然と多くの時間を共に生活したルームメイトもその内の1人です。ルームメイトはスペイン人で、今思うと彼に出会えただけでもこの大学に来て良かったと思えるほどです。彼も私と同じ歴史専攻だったこともあり、すっかり意気投合し、夜になると2人でよく歴史、政治や社会問題など面白く語り合えたのはいい思い出です。彼の中には敏感な話など一切無く、ジョークを混ぜながら話すユーモア溢れる人でした。私はこれまで彼の出身地(スペインの中にあるカタルーニャ地方)についてそれほど理解していませんでしたが、ルームメイトのおかげで関心を持つようになりました。彼が帰国する時、いつかヨーロッパを一緒に周ろうと言われ約束しました。こうした縁も今後大切にしていきたいと思いました。
また中国語を学ぶ授業のクラスメイトはアメリカ、韓国、チェコ、ベルギーから来た留学生でした。授業では全員に毎週プレゼンが課されていたため、様々なテーマについてのプレゼンがありました。それぞれの国によって考え方などが異なり、聞く方にも学びがありました。こうした中国語を使ってお互いに学び合う経験は日本ではあまり出来なかったため、留学の授業では自分以外のクラスメイトからも多くのことを吸収出来ました。
その他にも前期には中国人と交流する機会が沢山ありました。日本語を勉強している中国人学生と交流していく中で、私の中国に対する思いが一層強くなりました。様々な理由から日本語を勉強する学生から自分も更に中国語を磨いて使えるようにしていきたいと現地で感じたのです。中国語を勉強したことで多くの中国人と知り合え、中国をより深く理解することにつながると分かりました。
後期の目標
新型コロナの影響で後期スタートはオンライン授業によって始りました。先ずはしっかり授業を受けて、その上で中国語検定準一級に向けて自学していきたいと思います。また学業以外では可能な限り前期で行ってきた活動やボランティアを続けていきたいと思います。そして南京に留学をして良かったと思えるように新しいことに挑戦していきたいと思います。(飯塚真央 南京大学 2019年)