私は上海にある華東師範大学に留学している。今回はこの大学のオススメを紹介する。
一番魅力的なのは、大学の管理体制が整っているという事だ。以前にも話したことがあるが、小さな質問や悩み、特に入学したての時は書類や手続きに関する質問などを質問したら、すぐに返答が返ってくるということだ。私の友人がこの大学に決めた理由も、問い合わせに対してすぐに返事が返ってくることを理由に挙げていた。上海にあるいくつかの大学は全く返信がなかったりすごくルーズだったりするところもあったそうだ。留学生が知らない土地や大学で生活するには必ずわからないことが出てくる。この悩みをすぐに解決できることは非常に重要だと感じている。また、コロナウイルスの際も、人の出入りチェックを細かく確認していた。管理体制がしっかりしていて、外出に出れない不便さはあるものの、ウイルスにかかるかもしれないという不安が一切ないからこそ、安心して過ごすことができている。この期間も食べ物やマスク、体温計の支給まであった。今回のようにイレギュラーな事が起きても安心して過ごす事ができると思う。また、各寮に留学生の寮長と管理のおばさんががいて、寮内や自分の部屋で何か問題があったら解決方法を教えてくれ、他にもルームメイトとの文化による意見の食い違いの際も寮長などが間に入って中立的な意見を述べてくれるそうだ。これから見てわかるように様々な面において、留学生に対する管理が徹底している。
大学側が奨学金留学生の住む場所を決めており、現在中国政府奨学金を利用している留学生は15号で生活している。この寮は他の留学生寮よりも設備が良くなかったり建物も古い。しかし、最近の大学の通知で、これから15号と12号の工事をすることになった。今後華東師範大学に留学する方は、とても素敵な生活環境が準備されているだろう。(天堀寛子 華東師範大学2019年)