私が留学している北京師範大学略して北師大は、その中国語の音にかけて北食大と呼ばれるほど食べ物の種類が豊富なことでも有名です。本科生でも卒業までに全てをコンプリート出来ないほど選択肢が豊富なそうです。今回は私が今まで食べてきた中でのおすすめを紹介したいと思います。
まず初めに全校一番人気の“新乐群”。大学内の西側に位置する一番大きな食堂です。
ここの学生なら必ず一度は行くのが二階の“智慧食堂”です。
ビュッフェ形式で、お盆に搭載されたICチップで個人の情報を把握します。取った分だけ自動で携帯から引き落とされるため、いちいち支払いをする必要がなくとても便利です。頻繁に通う人は栄養バランスの評価が出るそうです。とても人気でお昼時間はなかなか席が見つかりませんが、持ち帰り用の容器も提供されているので、寮でゆっくり食べることも可能です。
また四階のフードコートも人気があります。香港料理や四川料理、ハンバーガーからデザートまで色々揃っていますが、なかでも私の一番のおすすめは回転火鍋です。良心的な値段で本格的な一人前鍋が楽しめます。
次に新乐群の横にある学5食堂。中の食堂で食べられるのはもちろん、外に沢山の小吃店があります。肉夹馍や煎饼、鸡蛋仔にワンタンなどとても種類が豊富で、小吃だけでお腹がいっぱいになってしまいます。二階では本格的な焼き肉を楽しむことも出来ますし、イスラム料理の提供もあります。
また現在私たち奨学金生が住んでいる兰蕙公寓の下にも食堂とカフェがあります。ここではなんとザリガニを食べることもできます。
最後に授業棟の一番近くにあり、東側に位置するのは留学生食堂です。ここでは中華のほかに日本食や韓国料理を堪能することができます。ここにある“一心”という日本料理店はとても人気があり、昼休憩中に食べられないこともあるほどです。日本食が恋しくなっても大学内で堪能できるのもポイントが高いです。
また学食以外にも大学内には有名チェーン店も入っていますし、中心部ということもあり出前の選択肢も非常に豊富です。
中国語の勉強と食を両立したい方にはもってこいの大学だと思います。また“師範”大学なので、教育面に非常に長けているところもこの大学の特徴です。(京谷 礼奈, 2024年, 北京師範大学)