コロナで留学を1年間延期するという選択

 ・準備 留学に向けて取り組んだ準備といえば、もちろん中国語の勉強だ。HSKの勉強はもちろん、会話の練習もした。中国のドラマを見たり、中国の歌を意識的に聞くようにした。後は、日本の歴史の勉強やアニメを見た。他の国の人々と交流する際に日本の歴史について質問されたときに答えられなかった思い出があるので、日本人が自国の歴史をよく知らないというのは嫌だなと思い、歴史の勉強をした。日本のアニメも中国ではとても人気がある事は知っていたが、わたしは今まであまりアニメを見たことがなかったので中国の友人に好きなアニメを聞き「ドラゴンボール」「スラムダンク」など有名なアニメを見た。今まで見たことがなかった日本のアニメを見ることは純粋に楽しいし、中国人と話すときのネタにもなるのでお勧めだ。

・困ったこと 留学で一番の困ったことといえば今年はやはりコロナの影響だろう。冬からどんどん状況は悪化していき、9月からの留学がどうなるのか直前まで明確にわからなかったのが特に辛かった。わたしの場合は大学4年生なので留学を諦めて就職するのかなど、色々な選択肢を考えた末、日本の大学は今年卒業し、中国留学を来年に延期することにした。今年のようにイレギュラーな年は中々ないと思うので良い経験になったのではないかと思っている。今現在は、来年の留学に希望を抱きつつ、1年延期した中で留学に向けてできることを再び探している。最近は会話の練習もかねて中国語で動画投稿をしている。

・留学に向けた思い 先ほど述べたようにわたしは留学を1年間延期することにした。延期することにした理由は、オンライン留学がどうしても嫌だったからだ。留学ならば現地で生活してこそ!!!だと思うので、現地で生活が出来る可能性が高いほうを選んだ。現地で生活したいという思いはとても強いと思う。しかし、ここから1年間留学に向けてモチベーションを保つのは難しいことだと思う。意識的に中国の情報を取り入れつつ、中国語の勉強も会話に力を入れて頑張りたい。北京へ行った時の写真を見て中国へ行きたい気持ちが増した。最近では中国料理を食べに行き、気持ちを高めている。(石水未奈 上海財経大学 2019年)

北京旅行

中国料理

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Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。