中国には自転車が多い。その理由が昔と今では違う

Ⅰはじめに
中国で過ごしていると、日本では見られない光景を目にすることが多い。3年前、5年前と中国に来た時にも見られる光景もあるが、今回中国に来て初めてみる光景もあり、流行の変化がはやいと感じる。それらの変化を踏まえつつ、現在中国で流行っていることと、また個人的に関心があり現在マイブームになっていることを本レポートでは述べていく。

Ⅱ流行っているもの
まず、北京にきて最初に驚いたのが自転車の多さである。至る所に自転車が停められている。これは、3年前に重慶、5年前上海では見られなかった光景である。特にシェア自転車が目立ち、流行っている。中国人の友達によると、自転車を買っても盗まれるからシェア自転車を利用していると言っていた。また、自分の自転車だと一度停めたらその場所に戻って使うが、シェア自転車だとその場所に戻らず、別の自転車に乗れば良いので、使い勝手が良く、私自身も毎日利用している。
街で、たまに見かけるのが、親子が離れないように手首同士が手錠のようなゴム製のもので繋がられている。また、ビリビリ(ニコニコ動画・YouTubeの中国版)、ティックトックなどのアプリも学生の間で流行っている。友人との会話でビリビリの話が良く出る。Wechatのモーメンツでは、ティックトックの動画を載せる人も多い。

 

シェア自転車が置かれている

街で親子がしているのをたまに見かける

 

 

 

 

 

 

 

 

Ⅲ自身の関心があること
最近、個人的に中国の恋愛ドラマに夢中になって見ている。日本の恋愛ドラマとあまり違いはないが、短いドラマで21話あり、長くて41話まで続くドラマもあり、物足りないということがなく満足して見ている。複数の友人にお勧めのドラマを聞くと古代中国のドラマを挙げられることが多く、中国では流行っているのかも知れない。また、映画でも恋愛映画をよく見る。映画は日本で見るより半額ほどの値段で見られる。

最近見ている恋愛ドラマ

 

 

 

 

 

 

Ⅲ終わりに
色々流行っているものを述べたが、特にシェア自転車とビリビリが人気である。外に出掛けると、シェア自転車に乗っている人を見かけない日はない。ビリビリでは、中国人の友人にビリビリのこの動画を見てほしいと言われることが多々あったり、日本人との会話でもビリビリに投稿したいという話が出たりする。本レポートで述べたものは、ここ数年で一気に皆に知られるようになった。次にどのようなものが流行るのか楽しみである。(山﨑千咲 北京大学 2019年)

ABOUT US
Ryohei ISHIZUKA京都府日中友好協会 青年委員会青年委員長
日本の最大手通信キャリアに勤務の後、中国系通信キャリアの日本法人に転職。現在は企業向けのグローバル人材育成を支援する会社でコンサルタントとして勤務。 また、若者のキャリア構築に関心があり、勉強している認知科学を応用したコーチング理論を勉強しており、これまで延べ100名以上のキャリアサポートを行なった実績があります。 内閣府主催「日本・中国青年親善交流」事業における2020~2023年研修講師を担当。2024年には日本・中国青年親善交流事業に参加。