大学の授業は月曜日が听力、火、木曜日が口语、水、金曜日が阅读となっている。听力はHSK5級レベルのリスニング力を目標とした授業で、HSKの過去問を解き、テキストに沿った授業を進めている。口语はディクテーションやプレゼンテーションを通じてスピーキング力を高めている。阅读は長文を読んで文法や単語を習得し、読解力を鍛えている。先生の対応がとても手厚く、授業とは別に個人的な課題や作文の添削等をしてもらっている。月曜日以外は課題があり、1週間に1回ほど単語やまとめの小テストがある。学期ごとに中間テストと期末テストがあり、それに向けた対策が主である。私はその日に出された宿題や予習はその日のうちに終わらせ、自習では主に授業の復習や自分で持ってきたテキストの学習をしている。
授業がない時、休日の過ごし方について。私は上海で剣道を続けているので、水曜日の午後は大学の、土曜日と日曜日は上海剣道愛好会の稽古に参加している。週3回、2~3時間ほど体を動かす時間を作っている。特に予定のない日の午後は身の回りのこと(洗濯、掃除等)や昼寝、図書館で勉強をしている。だが、中国の大学生はとても勉強熱心で、昼や夕方頃に図書館に行ってもほぼ満席なので昼間や夕方は空いている教室や寮付近の自習室を使っている。また、日本人本科生の方に学校近辺の美味しいお店にいったり、学校を案内してもらったり、中国語の勉強についてのアドバイスをもらっている。
生活面では、今の生活に徐々に慣れて、特に問題なく過ごせている。変わったことと言えば、以前と比べよく「外卖」するようになった。日本で言う出前である。中国の出前は配送費が安く値段が安いのと、30分ほどで届き便利なので、食堂が閉まった時や美味しい日本料理が食べたくなった時に使っている。また、この前初めて中国の美容院に行った。前髪が伸びてしまい切ってもらった。「眉毛の下くらいの長さにしてほしい」と拙い中国語で要望を伝え、わずか3分ほどで終わったが、自分の満足する髪型にならず、要望を伝えたが意思疎通が図れず、店員とのコミュニケーションに少し苦労した。カットで12元(約192円)という安さに驚いたが、日本のサービスの良さや丁寧さ、質の高さを実感しました。(島村 雅子 華東師範大学 2019年)